世界トップの食品加工機総合メーカーであるサタケ 様が、業界をリードしていくため従来の押しボタン式操作パネルから、新たに「大画面カラータッチパネル式操作パネル」を導入しました。迷わず使い易いユーザーインターフェース設計をお客さまと共に、実施させていただきました。
籾摺機「ネオライスマスター」は、稲刈りシーズンに集中して稼働するため、年間を通して比較的利用頻度が少ない製品です。 新製品では、新たに「7インチカラータッチパネル」を採用するとのことから、デザインコンセプト「説明書・お問い合わせいらずのガイド」として再設計しました。画面上には、「現在の状態表示」と、「次へのアクション」を配置し、ユーザがストレスなく操作できる仕様としました。
※籾摺機「ネオライスマスター」は、籾から籾殻を取り除いて玄米に仕上げる工程で用いられる農業機械です。
今回デザインするうえで主に3つの視点で現状分析を行いました。多角的な視点から分析することで、より完成度の高いデザインを目指しました。
「7インチカラータッチパネル」に表示される機器の状態を把握し、次の操作を指示する仕様になっています。 機器状態を把握するためには、「イラスト」と「アニメーション」で直観的に認識できるようにしています。次の操作は、「設問」と「選択肢」のみとし何を実施するのかを的確に伝える工夫をしました。
ターゲットは画面の変化に気づきにくいため、変化がはっきり分かるようエラー画面は「赤」設定画面「青」に色分けをしました。一つ一つのステップを確認しながら進められる設計にすることで、画面の情報を必要最低限にしぼることができました。
ターゲットである高齢者は直観的にわかるデザインを必要としていました。ボタンのロールオーバーの表現をしっかり押されている表現にすることで、操作のレスポンスを実感できるようにデザインしました。 ボタンだと認識しやすいように、普段使い慣れたリアルなボタンに近い立体感(グラデーション、角丸)のある表現に。 待機中の画面でも機械が何をしているのかがわかるように機械の動きを視覚化して、待っている間の不安を解消します。
現状分析→設計→デザインという工程を踏むことで、目的を達成するためのデザインを作り上げることができました。
世界トップの食品加工機総合メーカーであるサタケ 様が、業界をリードしていくため従来の押しボタン式操作パネルから、新たに「大画面カラータッチパネル式操作パネル」を導入しました。迷わず使い易いユーザーインターフェース設計をお客さまと共に、実施させていただきました。
1説明書・お問い合わせいらずのガイド
籾摺機「ネオライスマスター」は、稲刈りシーズンに集中して稼働するため、年間を通して比較的利用頻度が少ない製品です。
新製品では、新たに「7インチカラータッチパネル」を採用するとのことから、デザインコンセプト「説明書・お問い合わせいらずのガイド」として再設計しました。画面上には、「現在の状態表示」と、「次へのアクション」を配置し、ユーザがストレスなく操作できる仕様としました。
※籾摺機「ネオライスマスター」は、籾から籾殻を取り除いて玄米に仕上げる工程で用いられる農業機械です。
23つの視点からの分析で、設計の基盤を作る
今回デザインするうえで主に3つの視点で現状分析を行いました。多角的な視点から分析することで、より完成度の高いデザインを目指しました。
既存製品分析
ターゲット(高齢者)が、タッチパネルを操作したときの特長を調査
他業種の製品・実例の調査(複数製品のインターフェースを分析)
3これらの分析をふまえて、設計とデザインを行います。
情報を絞ったシンプルな説明
「7インチカラータッチパネル」に表示される機器の状態を把握し、次の操作を指示する仕様になっています。
機器状態を把握するためには、「イラスト」と「アニメーション」で直観的に認識できるようにしています。次の操作は、「設問」と「選択肢」のみとし何を実施するのかを的確に伝える工夫をしました。
はっきりとした画面の変化
ターゲットは画面の変化に気づきにくいため、変化がはっきり分かるようエラー画面は「赤」設定画面「青」に色分けをしました。一つ一つのステップを確認しながら進められる設計にすることで、画面の情報を必要最低限にしぼることができました。
直観的なわかりやすさ
ターゲットである高齢者は直観的にわかるデザインを必要としていました。ボタンのロールオーバーの表現をしっかり押されている表現にすることで、操作のレスポンスを実感できるようにデザインしました。
ボタンだと認識しやすいように、普段使い慣れたリアルなボタンに近い立体感(グラデーション、角丸)のある表現に。
待機中の画面でも機械が何をしているのかがわかるように機械の動きを視覚化して、待っている間の不安を解消します。
4目的を達成するためのデザイン
現状分析→設計→デザインという工程を踏むことで、目的を達成するためのデザインを作り上げることができました。