ー大宮下車ー
未開の地OOMIYAで、たぶん世界初の調査を行った

日本に来て間もないドイツ人「マッサン」と日本のおっさん2人が、地元大宮のおっ母さんに聞き込みして実施した、たぶん世界初の大宮「最先端」調査。

未開の地OOMIYA
研修旅行の条件
  • 予算: 『10万』
  • 制約: 『なし』※クイズに正解したので『3人で10kgの重りをつける』は免除
  • テーマ: 『最先端』

登場人物【おっさん二人と日本初心者のドイツ人】

ビフィー ビフィー
広島県出身のおじさん。 アメリカに8年住んでいたので日本のことは知っているようで知らない。 英語はVery Good。 職種:ディレクター(取締役)
マッサン マッサン
ドイツ出身のおじさん。 日本に来て1年、日本語は話せないが英語とドイツ語はsehr gut。 職種:エンジニア
スギャータ スギャータ
山口県出身のおじさん。 最近は離島にばかり行っているので本土のことはあまり知らない。 英語もドイツ語も話せないけど山口弁はぶち上手い。 職種:ウェブ解析士

ねらい【大宮最先端とコミュニケーションの強化】

  • 未開の地「大宮」で偶然に出会う人たちから生の情報を仕入れ『最先端』を探す
  • マッサンとの信頼関係構築
その土地の『最先端』を見つけるには、地元の人に聞くのがいちばん、大宮の住民から活きた情報を仕入れること目指す。日本に来て間もない新加入のドイツ人「マッサン」とコミュニケーションの強化は重要な要素。フォノグラムがグローバルになるためにもマッサンの力は必要。それと、ドイツに詳しいウェブ会社ってなんかかっこいい。

とりあえず会議【ドイツ人は昼からビール】

大宮についてまず始めたのは日本企業の悪しき習慣とりあえずの会議。 会議の場所に選んだのは24時間営業の喫茶店「珈琲館伯爵邸」。 24時間で様々なお客を迎え入れるためか?世界各国でメニューが提供されている、まさにドイツ人マッサンと会議するのにうってつけの場所を見つけた。 しかもメニューの表紙がドイツのノイシュヴァンシュタイン城!なんたる偶然。 幸先の良さそうな感じ。とりあえずビールで乾杯。 大宮のご当地グルメである大宮ナポリタンをいただきながら会議開始。
ビフィー
「最先端」って都会に集まってるもんでしょ。ニューヨークだってそうだし
スギャータ
そうですよね。さいたま新都心っていう、いかにもな場所があるんで行ってみましょうか
マッサン
『Sai-sen-tan』・・・

名前的に最先端【ほぼほぼニューヨークなさいたま新都心】

さっそく電車でさいたま新都心へ! 大宮から電車で2分。すぐに到着。
ビフィー
おー!都会じゃんか!最先端はここにあるね!ほぼほぼニューヨークじゃん!
ビフィーは本当にニューヨークを知っているのか疑問だ。 それはおいといて、どんな最先端があるのか街を歩いてみるが途中で気づく。 さいたま新都心はたしかに巨大な商業施設であって、ファッションや遊び場としての最先端はあるかもしれないけど、私たちが探している最先端とは違うのではないか。 せっかく未開の地、大宮へ来たのでマニアックな最先端を探してみることにした。
ビフィー
逆にThe日本文化で最先端を探してみようや
スギャータ
いいですね。近くに「大宮盆栽美術館」というのがあるので行ってみましょう!
マッサン
Bonsai、『サイセンタン』・・・・・・

逆にThe日本文化の最先端【住民協約がある盆栽村】

電車を乗り継いで大宮盆栽美術館に到着 ちなみにマッサンは身長191cmあるので日本の門戸サイズでは収まりきらない様子。 盆栽について何も語ることはできないけど、見ていて心が落ち着きます。 今回は冬の盆栽だったけど、春になると花をつける盆栽もあるようなので是非見てみたい。 美術館の近くに大宮盆栽村という盆栽業者さんや愛好家さんが集まるエリアがあり、自主ルールである「住民協約」が作られています。 住民協約の内容
  • ここに居住する人は、盆栽を10鉢以上持つこと
  • 門戸を開放し、いつでも、だれでも見られるようにすること
  • 他人を見下ろし、日陰を作るような二階家を作らないこと
  • ブロック塀は作らず、家の囲いはすべて生垣にすること
文化を守るための住民協約は信頼関係を築くヒントになりそう!これは文化を守り続ける最先端の方法だ。盆栽と大宮盆栽村を堪能し次の「最先端」を考える。
ビフィー
いやー、盆栽って難しいね。樹齢1000年だってよ。歴史を感じるわー。次はもっと最先端を感じたいね。
スギャータ
そういうと思っていたので探しておきました。「ハイブリッド・レジャーランド 東武動物公園」というところでプロジェクションマッピングやってるみたいです。
ビフィー
それいいじゃん。行こうぜ!
マッサン
mi-ra-i-te-ki? 『サイセンタン』・・・

未来的なアートの最先端【と、思ったがリンゴ飴⁉】

ハイブリッド・レジャーランドなる聞きなれない場所。 動物園となにがハイブリッドなのかわからないが好奇心旺盛な3人のおじさんはさっそく行ってみることにした。 小腹がすいていたのでリンゴ飴をGET。 ではさっそくハイブリッド・レジャーランドでプロジェクションマッピングでも堪能しますか。 まずは早速チケットを買って・・・ 閉まっとるやないか!!! なぜ!?どうして!? 開催時間17時~20時って書いてあったじゃん! と、もう一度よく見てみると1月7日以降は土・日・祝日のみ開催とかいてある。 大変失礼いたしました。我々の確認不足です。 体験することはできなかったけど、動物園のプロジェクションマッピング最先端な映像だったことでしょう! 広大な自然を満喫しながら歩いて帰ることにします。

鉄道から感じる最先端【スタッフの過去を聞ける研修】

二日目の朝、大宮駅から再度調査を始めることに。 観光案内所があったので情報収集することにしよう。
案内所のおねえさん
近くに鉄道博物館があるのでいかがでしょうか?
ビフィー&スギャータ
Let’s GO 最先端!
マッサン
Let’s go 『サイセンタン』・・・
鉄道博物館に到着。 未来という言葉だけで最先端を感じられますね。 ただ、鉄道のことが何もわからない3人なのでガイドをつけることにしました。 ボランティアガイドの方は英語でも説明をしてくれました。これはラッキー。 最先端の前に、まずはレトロな鉄道を見学します。 ビフィーは終始、「懐かしいわー」を連発しながら昔のことを説明してくれました。 一般的な研修では会社のこと中心になることが多いけど、スタッフの過去を聞ける研修もなかなかGood! ドイツから輸入した列車もありマッサンも興味津々。 一通り見学したところで、本来の目的である鉄道博物館での最先端をガイドさんに案内してもらいました。 鉄道博物館の最先端は国内最速320km/hの新幹線「はやぶさ」 後から気づいたけど、大宮へ来るときもこの「はやぶさ」に乗ってきたんだった。 先端がテングザルの鼻のような形状になっているのは、速度を上げる目的と騒音対策の為だそう。 おじさんたちの新幹線のイメージはいまだにこれだけど、進化してるんだねー。 たぶん絵に描けと言われたらこの新幹線のデザインになる。 はやぶさが実機でシミュレーションできるようになっていて、思った以上に新幹線の運転席は狭いことがわかった。 勝手なイメージでもっと計器類が多いかと思ってたけど、すごくシンプルになってる。
ビフィー
いやー、鉄道の最先端を見れて満足だ。大宮に来てよかったわ。
スギャータ
そうですね。
ビフィー
そろそろ時間だし、伯爵邸に戻ってお茶でもしばいてから広島帰ろうかー。
スギャータ
そうですね。そうしましょう。
マッサン
・・・・・・・・・・・・・・・

大宮の「最先端」を探す会議(2回目)【マダオワッテイナイ】

伯爵邸で二度目のとりあえず会議 会議の前にとりあえず腹ごしらえをする。 とにかく伯爵邸はボリュームがすごい。
ビフィー
いやー、大宮にもいろんな視点で最先端を見つけられたね。研修としては成功でしょ。
スギャータ
そうですね。
ビフィー
そろそろ研修終わりにしようかね。
スギャータ
そうですね。そうしましょう。
身長191cmのマッサンがシナモントーストを小さく切りながら口を開いた。
マッサン
ワタシタチノ ケンシュウワ マダオワッテイナイ
マッサン
ワタシタチ、マダ、『サイセンタン』、NOOOOOOOO!
ちなみにマッサンは3人の中で一番小食だということが今回の研修でわかった。 困惑した表情の無言のビフィーとスギャータ
ビフィー&スギャータ
・・・
ビフィー
どうした!?疲れたから終わろうぜ
マッサン
サイセンタン! ワタシガサガシテキマス
そう言ってマッサンは席を立ちあがり店内を見回すと、立派なバーカウンターに向かって歩き始めた。そして、大宮を知り尽くしていそうな一人の店員さんに声をかけた。
マッサン
オオミヤノ サイセンタンヲ オシエテクダサイ
お母さん
そりゃ『ななさと』よ
即答のお母さん。
マッサン
『ナナサト』...アリガトウゴザイマス。
ほら、まだ最先端はあるじゃないかと自慢げなマッサン。 いざ『ナナサト』へ お母さんの即答具合でなんとな~く嫌な感じはしていたが、どうやらもう一つの最先端を選んでしまったようだ。 お母さんは大宮の端っこの地である七里をマッサンに伝えていた。 だけども、日本に来て間もない、しかも未開の地大宮でのマッサンの勇気ある行動を無駄にはできない! 最後に七里で最先端を探そう! 自信に満ちたマッサン。 マッサンは七里で出会ったお母さんに声をかけ質問する。
マッサン
ナナサトノ サイセンタンヲ オシエテクダサイ
お母さん
マルエツかねー
七里の最先端だと思われるマルエツに到着。 おそらく、七里の最先端を調べたのはこの世界で私たちだけだろう。 この調査行動こそが最先端だと信じたい。 以上

研修旅行を終えての考察【無駄な時間がお互いを理解する貴重な時に】

「大宮の最先端を探す」1泊2日の研修旅行で学んだこと
  • 最先端の意味は2通りあるので気を付けよう。【最も新しい、または、最も端っこ】
  • ビッグサイズのドイツ人マッサンは、おばあちゃんにウケが良い。
  • トラブルが絆を深めるキッカケになる
  • 見どころ満載の観光地に行かなくても楽しい。
旅行会社が企画するツアーでは絶対に味わえないスリル?トラブル?無駄?がこの研修旅行の良さだと感じました。見どころがミニマムな観光地(さいたま市のみなさん、スイマセン)だからこそ、3人で一緒に行動し、自分たちなりの楽しみ方を模索し実践できました。さらに効率の悪い行程は、無駄な移動時間(田んぼのあぜ道を1時間弱歩く)をお互いを理解する貴重な時に変えてくれたと思います。

意気込み【外国人とコミュニケーションが楽しくなる提案します】

「同僚の外国人が職場に雰囲気に馴染めていないな」「英語が苦手で同僚と話せない」職場での言語や文化の違いでお悩み方は、ぜひご相談ください!外国人とのコミュニケーションが円滑になる楽しくてワクワクする研修旅行を企画します。
 

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